2011年11月26日土曜日

♪昔聞いた歌

スタンダード好きを自覚するに至ったのは、ウディ・アレン映画のおかげだと思っている。中でも「ハンナとその姉妹」(サントラ盤)は教科書になった。ハリー・ジェイムスwithヘレン・フォレストの「アイブ・ハード・ザット・ソング・フォー」の艶光る導入でノスタルジックに胸踊らされるたび、映画の記憶がよみがえる。、ロレンツ・ハート&リチャード・ロジャース、コール・ポーター、ジョニー・バーク&ジミー・ヴァン・ヒューゼンらの曲が並ぶ。老優カップルを演じたモーリン・オサリバンとロイド・ノーランによる「ビウィッチド」の劇中歌唱はセリフに代わる関係性と空間演出として成功、和むパフォーマンスとしても十分鑑賞に値する。ウディ映画の音楽担当は、ディック・ハイマンが常。「イット・クッド・ハプン・トゥー・ユー」、「ポルカドッツ・アンド・ムーンビームス」、「アバロン」、「ジャスト・ユー、ジャスト・ミー」のピアノメドレーに、スタンダード演奏の極意が見える。

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